レポート

2019年に日本でW杯! 素人の大人が始められる「ラグビー」 –アラフォーライター・スポーツ体験記①–

浅野慎二(エンジニア)

「ラグビーやってみたいなぁ」って思ったことありませんか?

2019年には日本でW杯が開催されるラグビー。次回は2015年のイングランドで、今後クローズアップされることでしょう。どこに転がるかわからない気まぐれなあの楕円球の魅力と”ラガーマン”という響きの格好良さ!! プレイした経験があればW杯観戦を数倍楽しめることは間違いないのですが、大人になってから始めるには絶望的にチャンスがないのが現実です。

と、そんな時に出会ったのが“ウォーキングタグラグビー”です。

 女性も楽しめる、走ってはいけないラグビー

「タグラグビー」は、「タグ(ベルト)」と呼ばれるひもを腰につけ、これを取るとタックルしたと見なす、比較的有名な、初心者向けの競技ですが、これをスポーツ普及団体のNPO法人『スポコレ』がさらに入門者向けに改良して作ったのが“ウォーキングタグラグビー”です。スポコレは毎月一回都内の体育館で90分のイベントを開催しています。

まず“ウォーキング”の名の通り走ってはいけません。使うボールは皮製ではなく柔らかいゴム製。1チーム5人で、プレイヤーは下写真のようなタグをマジックテープで腰に貼り付けます。ラグビーと同じく前へパスをしてはいけません。キックもなしで、当然タックルもダメです。その代わり、腰に貼り付けたタグを取ります。タグを取られたらタックルされたとみなされ、そこから前へ進むことはできません。タグを5回とられるとそこで攻守交替。5回取られるまでにボールをエンドゾーンまで運ぶとトライとなります。

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イベント参加者には女性やラグビー未経験者も多く初心者にもやさしい環境です。主催者やレギュラー参加者もフレンドリーな方ばかりなのでひとりで参加しても充分に楽しめます。

実際にゲームをしてみての感想としては、“ウォーキング”といってもみんな早歩きで、これがなかなかの運動量で結構シンドいです。ただタックルのような危険なプレイはないので、憧れの楕円球と存分に戯れることができます。サッカーの実況でよく耳にする「空いたスペースを探して走りこむ(歩きこむ?)」を実際にやろうとしましたが、難しく感じました。トライが決まれば“ラガーマン”気分になれます。約5~10分のゲームを3、4試合こなして終了。イベント後には毎回自由参加の懇親会が開催されています。

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スポコレではこのウォーキングタグラグビーの他にも、ネットボールやリングビーといったマイナースポーツのイベントを開催しています。イベントはいずれも、老若男女が同じレベルで楽しめます。同世代で集まって何かを企画することはあっても多世代で楽しめる企画や環境はそんなにありません。そんな雰囲気を機会があればみなさんも是非体験してみてください!!

 

プロフィール

浅野慎二 ASANO Shinji

浅野 慎二浅野 慎二

1974年生まれ。スポーツ好きのITエンジニア。仕事の傍らヒューマンアカデミーの「スポーツマネージメント講座」修了。「地域とスポーツ」について興味があり、スポーツによる地域活性化ができる仕事に就くことを目指している。