レポート

「こむすぽ」がめざすものが分からない ——ミーティングで参加者から鋭い指摘

深谷 友紀(こむすぽ編集部)

「キャッチコピーがあったほうがいい」

20140809

「こむすぽ」の参加ライターや編集部、関心を抱いているスポーツ関係者が集い、「こむすぽ」の課題について話し合うオフラインミーティングが8月1日夜に開かれた。6月の第1回に続く今回は6人が参加。当初の予定では、「今後どういったコンテンツを取り上げるべきか」が話し合うテーマだったが、参加者から「こむすぽの目指すもの、ゴールが分かりにくい」「メインターゲットが分からない」といった厳しい指摘があり、主にこれらについて時間をかけて議論が行われた。

 

こうした議論が必要なのは、(執筆に参加しているライター含めて)こむすぽの方向性が明確に共有できていないことの証拠。参加者からは「キャッチコピーがあったほうが、こむすぽが目指すものが伝わりやすくなるのではないか」といった意見も出された。このほかにも、参加者がそれぞれ感じていることや意見などを述べた。

 

石井邦知編集長は、「こむすぽが目指しているのは、『特にスポーツに積極的に関わっているわけではない』という人々に対して、スポーツの価値を伝えること」とした上で、スポーツはプレイするだけでなく、観る、(プレイヤーを)支えるという楽しみ方があること、スポーツは球技などに限らず、身体を動かす遊びも含めた広い意味でとらえていることを説明。「いろいろあるスポーツの楽しみ方を広めることで、スポーツをきっかけにしたコミュニケーションが広がり、参加者、地域のつながりが広がり、深まることが理想。その手助けをすることで、こむすぽの価値も高まると思う」と述べた。

 

その他に、「イベント情報配信だけでなく、こむすぽ主催でイベントを開催したほうが良いのでは」という提案もあった。

 

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「こむすぽ」の理想がまだまだ伝えきれていないことが浮き彫りになったオフラインミーティングだが、これまでにないウェブメディアをめざしていることもあり、編集部としても試行錯誤と時間が必要だと考えている。これからも記事やコラムなどのコンテンツを充実させながら、理想を伝えていく方針だ。

 

「こむすぽ」では引き続き、「スポーツ」に関係する記事の投稿をお待ちしています。