まとめ記事

鬼怒川堤防決壊から2カ月 まだ支援が必要な地元のためになる3つの行動

こむすぽ編集部

いまだに多くの課題が存在している茨城県の常総地域

関東・東北豪雨による9月10日の鬼怒川の堤防決壊等、水害の発生から2か月が経過しました。

常総市災害ボランティアセンターによると、9月13日のセンター開設時から11月9日までに、泥かきなどの活動をいただいたボランティア数は延べ33,766人、対応出来たニーズは延べ5,124件にのぼったそうです。

11月初めに、市内の個人住宅からの家財の取り出しや泥かきは概ね終わり、依頼は収束に向かいつつあります。そしてマス・メディアの報道も日に日に少なくなっており、県外から来られた支援団体も戻る時期を迎えています。

一方で上記のボランティアセンターとは別に、長く常総市の水海道地区で地域活動を続けている茨城NPOセンター・コモンズでも、水害発生後に支援の窓口となる「たすけあいセンターJUNTOS(注1)」を開設しました。
注1:「JUNTOS」はジュントスと発音し、ポルトガル語で「一緒に」を意味します。

DSC_9590たすけあいセンターJUNTOS

 

JUNTOSによると、「空き家や避難先から戻れない人の民家の片付けが手付かずだったり、アパートや集会所など個人宅以外で片付けが終わっていないところも多くある」など、いまだに多くの課題が存在しています。

こむすぽ編集長石井も、11月1日にJUNTOSへ伺い、実際に浸水被害を受けた住宅の床剥がしのお手伝いもさせていただきましたが、まだまだ手つかずのところが多いことを実感しました。

11013 11014

そこで今回は「これまで常総地域の支援に関わりたかったけれども何をして良いかわからなかった」という思いを抱いている皆さんでもできる3つのことをお伝えさせていただきます。

これからも全国どこでも災害のリスクはありますし、地域スポーツ団体などに携わっている皆さんも、身の回りで実際に同じようなことが起きたら何ができるのかを考えるきっかけにしていただけたらとも思います。


1.寄付をする

茨城NPOセンター・コモンズが事務局を担当する「いばらき未来基金」で常総地域の水害被災者支援活動への「JUNTOS(一緒に)」募金を行っています。

詳細はこちら
いばらき未来基金での、常総地域の水害被災者支援活動への「JUNTOS(一緒に)」募金にご協力ください!

2.ボランティアに参加する

JUNTOSでは、情報提供、相談、移動支援、物資支援、片付け支援、交流さろん活動、住宅再建、学習支援など、様々なニーズに取り組んでいますが、特に団体単位での炊き出しやイベント開催などの希望も調整して対応いただけます。

詳細はこちら

3.イベントに参加する

関心のある方であればどなたでも参加できるイベントが民が主催となって定期的に行われています。直近のイベントは下記の通りで、いずれも定員は50名、参加費は無料です。(こむすぽ編集長石井も11/1に住宅の床剥がしのお手伝いをする前に「常総市の現況と今後できることを知り実際に体験する活動説明会」から参加させていただきました)

◆常総地域の水害被災者支援のあり方を考える会

【日時】11月23日(祝)14時~16時

【会場】トモスみとビル3階(水戸市大工町1-2-3)

詳細はこちら

◆第2回JUNTOS井戸端会議「住民同士が想いを共有し、つながるためにできること」

【日時】11月29日(日)15時~17時

【会場】常総市役所 議会棟 2階 大会議室(常総市水海道諏訪町3222-3)

詳細はこちら