スポーツレク

球技大会種目にも適したスポーツレクリエーションの種類と継続的に開催する理由

石井邦知(こむすぽ編集長)

私が代表で埼玉県川口市を拠点に活動している総合型地域スポーツクラブ「きゅぽらスポーツコミュニティ」では年に1~2回、球技大会を行っています。

これまではドッジボール、ドッチビー、レクリエーションバレー(様々なボールを使ったバレーボール)、キックベース、ポートボールなど、普段行わない球技を中心に開催してきました。

◆ドッジボール&ドッチビー

毎回、最後の種目として盛り上がっています。

1回戦はドッチビー、2回戦はドッジボールというように行うことも可能ですし、ドッチビーには複数の大きさが、ボールはドッジボール用の専用ボールから、ソフトバレー用のボール、ラグビー型のボール、ビーチボールなど種類が豊富にあり、参加者の層を見て使い分けるようにしています。

実施方法は、時間で区切ってやるものもあれば、王様形式ということで、チーム内で事前に決めておいた王様が先にあたったチームが負けというルールでやることもあります。

◆レクリエーションバレー
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こちらもほぼ毎回行っている定番種目です。

ボールもソフトバレー用やビーチボールバレー用のボールからふらばーるバレー用のボール、バランスボール、大玉サイズのキンボール(写真上)まで様々です。

残り数分でボールを2個に増やすようなこともあります。(写真下)

コートはバレーボールコートでやる時もあれば、バドミントンコートでやることもあって様々です。

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インディアカを使用したこともあります。


◆キックベース

キックベースだけやる時は、通常ルールでよいと思うのですが、時間の兼ね合いもある時は得点制で行うのもおススメです。

また会場が広くなくてホームランばかりになってしまいそうな時は、小さなボールを使って遊んでみたりもします。

◆ポートボール

こちらもキックベースと同様に懐かしの種目ではないでしょうか?

自由にすると、バスケと変わらず激しい運動になってしまいますので、ウォーキング限定でやることもおススメです。

また台がなかったため、キャッチ役の人は、バケツを持ってもらってバケツにボールを入れるというオリジナルルールで行いました。

◆その他

その他にバドミントンをやったりもしましたが、片方の人は卓球ラケットを持ってもらうなど、経験度合いで差が生まれないような工夫をして行っています。

 

こうしたスポーツレクリエーションは、とても盛り上がりますが、毎回集客には苦戦しており、正直なところ、集客や儲けのことを重視して考えれば、定期的に行っているバドミントンやバレーボールに及びません。

それでも、球技大会を開催している理由は主に2つあります。


1.種目間の横のつながりづくりに適している

球技大会は、好き&得意な運動の種目がバラバラでも一緒に楽しめます。
したがって、複数のスポーツを行っているクラブ・サークルでは横のつながりをつくるのに適しています。

実際、普段主に参加しているのがフットサルの方、バレーボールの方、バドミントンの方、あるいはスポーツ以外のヘルスケア関連講座の方と様々でした。

※参考記事
こむすぽでは以前、種目間の横のつながりづくりに適しているコンテンツとして、”リレーマラソン”についても取り上げました。

総合スポーツサークル・クラブでリレーマラソンを取り入れる3つの効用とは?

 

2.スポーツに触れる入り口に適している

例えば、レクリエーションバレーでキンボールやバランスボールを使うと、通常のバレーよりもボールが大きくて見えやすかったり、滞空時間も長くなることでやりやすくなりましたし、ドッチビーは「当たっても痛くない」という安全面に優れています。

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そして普段、ヘルスケア関連講座中心に参加されている、スポーツに日常的には触れていない方にも参加していただきましたし、参加者の内訳も男女比、年代共にメンバー構成の偏りも見られませんでした。

一般的にスポーツに触れる入り口は、ウォーキング、ジョギングやフィットネスなど個人で取り組むものになりがちですが、楽しくないと続かないというのも一理ありますし、球技大会のようにハードルを低くして、年代も関係なく一緒に楽しめる機会づくりが今後さらに必要になっていくと考えています。

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追伸)男女比率が合っていた特性も活かして、最後はオクラホマミキサー(フォークダンス)を参加者全員で楽しんだこともあります

 

石井 邦知 ISHII Kunitomo

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2011年2月に埼玉県川口市を拠点に総合型地域スポーツクラブきゅぽらスポーツコミュニティを設立。主に(フットサルやバレーボールなどの)チームスポーツと(異業種交流、国際交流などの)テーマを掛け合わせた活動を行い、新たに30以上の新規の企画創出(協働を含む)を実現。

これまでの取り組みの標準化と他地域の展開を目指して、2014年3月に一般社団法人日本コムスポーツ協会を設立(代表理事)。