松浦 宏太(日本ウィッフルボール協会)
ウィッフルボールとは
一言で表すならばアメリカ発祥の、「安全で手軽な5人制野球」です。(5人のうち、1人は投手で、他4人は野手となります。)
アメリカに住むとあるお父さんが、「自宅の庭で息子と一緒に野球を楽しむにはどうしたらよいか」と思案したのがきっかけとなって生まれました。(そのため、道具はバットとボールがプラスチック製となっています。)
野球と大きく異なっているのは、安打の計算が、「シングルエリアであれば単打」「ダブルエリアであれば二塁打」というふうに、ボールの止まった、または野手が捕った場所に準じて判断されることです。
↓↓ボールが空気抵抗を受けやすく設計されているため、野球では投げることのできないような多彩な変化球が投げられます↓↓
現代の「するスポーツ」事情に革命を起こす可能性
そんなウィッフルボールは、現代の「するスポーツ」事情に革命を起こす可能性を秘めていると考えますが、そう考えるには2つの理由があります。
1.安全でケガ発生の可能性が低い
安全性を担保しているのが、なんといっても道具です。ウィッフルボールでは、ボールもバットもプラスチック製であるため、野球と違ってケガ発生の可能性が大幅に下がりますし、投手が変化球を投げることも、ヒジなどへの過度な負担となりません。これにより小さなお子さんでもお年寄りでも気兼ねなく楽しんで頂けます。
2.手軽で場所を選ばない
この道具は、手軽さも担保しています。野球とは異なりグラブを必要としない上に、ボールもバットもプラスチック製のため、安価に入手することができます。
そしてルールの性質上、公園でも体育館のような屋内でも試合ができます。
特に近所の公園では、「球技禁止」のところも多いですが、禁止にする理由のほとんどは「危険だから。」
ウィッフルボールは、上記のように安全性の高さが大きな特徴ですから、身近な公園などでできるようになって、「投げる楽しさ」や「打つ楽しさ」を感じることができれば、テレビゲームやスマホゲームといったものに象徴される他の娯楽では得られない楽しさを体感できますし、球技離れも防げるのではないでしょうか?
普及活動
こうした大きな可能性をもつウィッフルボールをできるだけ多くの人に知って貰いたいと思い立ち上げたのが日本ウィッフルボール協会です。
具体的な普及活動としては、全国各地での体験会・大会の開催、YouTubeにおける動画配信、道具の販売などを行っております。
ぜひ一度、こちらのURLからホームページを見てみてください。(https://j-w-a-aitell.jimdo.com/ )そして、少しでも興味を持っていただけた方は、ボールを購入してみてください。一度手にとってみれば、面白いと思っていただけるはずです。
松浦 宏太 (MATSUURA Kota)
同志社大学法学部2回生 愛知県出身
同じサークルのメンバーとともにウィッフルボールに魅了され、もっと多くの人々に知って貰いたいと考え、メンバーと協力し日本ウィッフルボール協会を立ち上げる。現在、学業の傍ら、協会の一員として活動し、広報を担当。様々なメディアを通じてウィッフルボールの魅力を訴えかけている。