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2014年11月12日
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11/7 こむすぽオフラインミーティング第4回・ライター講座レポート

今回のオフラインミーティングでは初めて、こむすぽに過去に記事を寄せてくれた経験者を迎えたライター講座を11月7日夜に開きました。講師を務めた濱田がレポートします。

濱田 優(こむすぽデスク)

「書きたいけど書けない」という悩み

これまで開催したオフラインミーティングでは、こむすぽがめざす環境の実現に必要なことや、こむすぽがウェブメディアとしての運営上抱える課題について話し合ってきました。

第3回 「危険を判断できない子供を生んでいる」――スポーツ活動の現場で感じた問題点

第2回 「こむすぽ」がめざすものが分からない——ミーティングで参加者から鋭い指摘

第1回 遊びも、部活も。身体を動かすのが“スポーツ”——オープン記念イベントで指摘された「こむすぽ」の問題点

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今回のテーマは後者(運営上の課題)の一種ともいえますが、日ごろから「書きたいネタはあってもどう書いていいのか分からない」「書きたいけれど、何を書いていいのか分からない」という意見が寄せられていたため、石井こむすぽ編集長の発案で設定されました。

そもそも文章を書くというのは、何も「ライターになりたい」という人にだけ求められる資質ではありません。会社で報告書やプレゼン資料をつくるときも、「ポイントは何か」「どう伝えればいいか」「何が要らないか」が分かればきっと役に立ちます。 これは学生も同じです。各種レポートや論文を提出することがあるでしょう。就職活動でも、文章が書ける人のほうが、エントリーシートを分かりやすく端的にまとめられますし、面接の受け答えもロジカルにできるはずです。

講座は3部構成で、「書く前・書く時の注意点」「初稿と実際に修正した原稿を比較して、なぜここをこう替えたのかという指摘」「まだ記事になっていない様々なテーマ(題材)をどうすれば記事として成立させられるかの検証」の順で行いました。

冒頭、筆者は「うまい原稿が書けるようになるために一番いいこと、欠かせないことは何だと思いますか?」という問いを投げかけました。参加者からは「たくさん書く」「いろんな記事を読む?」など意見が出されました。それももちろん間違いではないですし、正解が一つではないと断ったうえで、「直してもらうこと」と話しました。 ブログは言うに及ばず、TwitterやFacebookなどで、思ったことや感じたこと、体験談を書く機会は意外にあります。みなさんも「今日こんなことがあった」「さっきこういうふうに思った」と書くことはあると思います。

しかしそれを直されることはないと思います。たとえ単純な表現の間違いであっても、他人が指摘してくれることはまずないですし、「分かりづらい」「もっとこう書いたほうがいい」なんて指摘されることはないでしょう。

自分が書いた文章を誰かに直してもらい、具体的にその前後を比較することが、構成や表現が上達する一番の近道です。漫然と「文章の書き方講座」を読むより、具体的に自分の癖や間違いを指摘してもらうことで、次回はその点が修正された原稿ができるからです(そうした指導をしてくれる人を見つけるのは大変なことではあります)。

またよくある声の一つが、「何を書いていいのか分からない」「ネタがない」というものです。そもそも「こむすぽ」に関心のある参加者の皆さんであれば絶対に何かしら「言いたいこと」や「他人が知れば発見につながる体験」を持っているはずです。それに気づいていない、または原稿への落とし込み方が分からないだけ。ですので、筆者は「自分にはネタがないというのは思い込みなので、それを捨てることから始めましょう」と伝えました。

参加者からは「要らない話を捨てることの大切さを学んだ」などの声

重要な投げかけをした後、文章を書く前、書く時それぞれの一般的な注意点を説明しました。このパートについて筆者は、「一般論だからサラッと紹介するだけでいいかな」と考えていたのですが、実際には参加したのがみな原稿執筆経験者だったためか、「あるある」と共感してくれたようです。「こういう困ったこともあった」と派生した悩みも打ち明けられるなど、予想以上の実りが感じられました。

たとえば参加者から挙げられた悩みは

「タイトルでひきつけようとすると内容がついていかなくなるのではないかと不安になる」
「子供と子ども、障害と障がいなどどちらの表記がふさわしいか迷う」
「小見出しをつけるとしたら何字くらいが適切なのか?」
「文章を書き始めるといつの間にか何でも詰め込んでしまう」
「断定した(言い切った)内容にしてしまっていいのか自信がない」

といったものでした。
それぞれに対する考え方を話していきました。

終了後には

「文章を書く以前に考えを整理することも重要と感じた」
「自分の書いた文章がプロの手にかかるとガラリと変わり面白い」
「言いたいことのサポートにならないネタは思い切って捨てることが大事だと分かった」
などの感想が聞かれました。

また参加者の一人は、
「まず読み手の立場に立って書けていなかった。たとえば自分の知っていることは相手も知っているとの思い込みがあったと思う」と反省。文章表現については、「重複表現など細かい点を気を付けたい。分かりやすい例でいえば『昔、中学生のころ』はダブっている」と指摘。さらに「記事全体の話でいえば、『伝えたいことはひとつに絞り弱いエピソードは捨てる』『突っ込まれそうなところはちゃんと説明できるようにする』という点が印象に残った。タイトルと小見出しの重要性についても再認識できた」と話していました。

参加者の皆さんにとっても有意義な場となったようで何よりです。今後、参加したみなさんからの原稿だけでなく、「記事を書いてみたい」「分かりやすい文章を書けるようになりたい」という方からのご連絡もお待ちしたいと思います。

スポーツや遊びに関する幅広いジャンルでの記事をお待ちしております。編集部が推敲しますので、具体的実践的な訓練にもなるはずです。

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