レポート

オープン記念イベント オフラインミーティンングレポート

遊びも、部活も。身体を動かすのが“スポーツ”——オープン記念イベントで指摘された「こむすぽ」の問題点

濱田 優(こむすぽ編集部デスク)

「スポーツ? 自分には関係ない」という人をどう取り込むか

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 「こむすぽのスポ、スポーツの部分も何とかしたいね」

6月20日夜に行われた「こむすぽオープン記念オフラインミーティング」。参加者からはサイトの感想や提案のほか、問題点も複数挙げられ、その中には、「こむすぽという名前を聞いて『自分はスポーツをやっていないので関係ない』と思われてしまう可能性がある」という指摘もあった。

「こむすぽ」とは「コミュニティ」「コミュニケーション」などにつく接頭語の“com”と“sports(スポーツ)”を合わせた造語。冒頭の指摘をしたのは、地域活性化や社会貢献、CSRなどに関する
コンサルティングに取り組むビズデザイン株式会社代表取締役の木村乃(きむら だい)氏だ。木村氏の知人が「こむすぽ」という名前を聞いたときに感想として述べたのが、冒頭の鋭い一言だという。木村氏自身も学生時代に運動部に入っていた経験があるが、「それでも『スポーツをやっていますか?』と聞かれると『やってます』とは答えにくい」と述べた。スポーツという単語が、編集部が考えるより“大げさ”に捉えられてしまい、「自分とは関係ない」と思われかねないという旨の指摘だ。
木村氏はさらに「ろくもんす」(ろくむし)という遊びに触れ、「(東日本大震災の)被災地で被災地で実施したが、大人たちが目の色を変えて楽しんでいた。こういう身体を動かす遊びもこむすぽで取り上げていいのでは」と提案した。
この点について編集部の出席者からは、「こむすぽが考えるスポーツとは、遊びも含めて身体を動かすものだと思う」「ただスポーツ以外にうまく言い表せる言葉がない。遊びを取り上げた記事を掲載することで知ってもらうしかないは」といった意見が出された。

ミーティングには石井邦知編集長ほか「コミュニティづくり」や「スポーツ」などに関心がある5人が出席。当面の課題として、記事投稿をどうやって増やすか、ライターをいかに確保するか、どう拡散して知名度を揚げるか――などが挙げられた。記事については「スポーツや遊びに関する情報欄を設けて告知できるようにする」、知名度向上については「知人に呼びかけてリンクを貼ってもらったりメルマガに記事の一部を掲載してもらったりする」といった点が確認された。

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6月に公開されたばかりの「こむすぽ」。スポーツや地域おこしに関する活動をする個人、団体からはエールも送られているが、記事数も知名度もまだまだだ。編集部では記事の投稿を呼びかけている。詳しくはこちら