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仕事以外の時間が充実すれば日本は元気になる! ——ライフガード活動がくれた出会いと豊かな人生

2014年8月13日
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植松 正樹(ライフガード/ライフセーバー)

ライフガードとライフセーバーの違いとは? ハワイでは子供のなりたい職業No.1

ライフガードとライフセーバーはともに、プールや海などで事故防止や安全管理に関わる人、事故が起きたり、けが人が出たりした際に救助する人の総称です(ライフガード及びライフセーバーの活動を以下“ライフガード活動”といいます)。身近なところでいえば「プール監視員」がこれに当たるでしょう。日本では厳密な区別はありませんが、アメリカやオーストラリアでは「ライフガードが(公務員を含む)プロ」、「ライフセーバーがボランティア」と分けられています。海外では社会的な地位も確立されており、ハワイなどでは、子供のなりたい職業№1はライフガードと言われるほどです。

 

ただ残念なことに、日本ではあまり認知されておらず、職業としての地位も高いとはいえません。島国である日本にとって水との関わりは欠かせません。自分がライフガード活動にあたる際は、活動の重要性と安全管理に関わるライフガード、ライフセーバーの存在に周囲が関心をもってくれるよう心がけています。

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日常的に心肺蘇生法やAED(自動対外式除細動器)の取り扱いのトレーニングを受けます。プールでも海でも同じです。

私は現在、平日にスポーツ施設を管理する会社に勤め、週末の一部にライフガード活動を行なっています。私が所属しているのは社会人中心のボランティアチーム。参加者は老若男女、立場や肩書きも様々で、ボランティアなので原則無償です。仕事でもなければ、誰に強制された訳でもないのに、自分の意思で集まった人たちが、「水辺の安全を守る」ために一緒に活動しています。ここに集う方々は皆さん素晴らしく、たとえライフガード活動を離れても、仲間、友人として一生涯付き合っていきたいと思える方ばかりです。自分はここで人生の宝を得て、人生が豊かになったことを実感しています。

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スポーツに取り組んで仕事以外の時間を充実させよう!

私は仕事で管理しているスポーツ施設のスタッフ採用のため、沢山の人を面接するのですが、働き盛りであるはずの20代後半から50代の方々の元気がないことを強く感じます。仕事が見つからない、生活に余裕がないなど理由は様々でしょうが、とにかく元気がない。ひるがえって自分と同年代で、仕事を得て働いている人も、仕事中心の日々の生活に疲れきっている方が多いように感じます。「このままでは日本は本当にマズイ」——とすら思います。

そこで自分が提案したいのは、スポーツに取り組んで仕事以外の時間を充実させることです。自分はライフガード活動に取り組んでいますが、これはあくまで私の場合。フットサル、バスケット、バレー、マラソン……何でもいいと思います。スポーツを通じて出会った仲間と共に笑い、汗を流すこと。そうして人生を豊かに感じること。そういう人が増えることで、結果として日本が元気になると私は信じています。

 

 

 

 

植松 正樹(UEMATSU Masaki)

1973年生まれ。学生時代にプール監視のアルバイトをしたことがライフガード活動を始めるきっかけ。ニッセイファシリティ株式会社スポーツ施設部長としてプールの安全管理に務めながら、所属するSURF90茅ヶ崎ライフセービングクラブ(神奈川県茅ヶ崎市)で、主に週末にライフセービング活動を行なっている。

https://www.facebook.com/masaki.uematsu.3

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