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私がテニスサークルを作った3つの理由

2015年12月16日
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浅野慎二(エンジニア)

『庭球を嗜む会』と名付けたこのサークルは今年の2月にスタート。数年前からぼんやりと頭に描き、温めていた企画です。月2回のペースで、開催回数は現在までに15回を数えます。毎回の参加人数は5~6人と小さな規模で延べの参加人数は約80人。なんとか軌道に乗ってきたこの活動を簡単に紹介させてもらおうと思います。

asano

■第1の理由「テニスをする機会を増やしたかった」

最初の理由は、単純にもっとテニスしたかったということだ。当時、週一回通っているテニススクールだけでは満足できないし習ったことをゲームで試す機会が欲しかった。スクールはあくまで練習なのでゲームは基本的にやらない。せっかく教えてもらったことを使えないのはなんとももったい無い。また、学生時代の練習のための練習になりがちな部活の経験からスポーツの醍醐味はゲームを楽しむことにある、ということを実践するために『庭球を嗜む会』では3時間すべてをダブルスのゲームに費やしている。

■第2の理由「テニス仲間をつなげたかった」

これまでは、高校時代の同級生、会社の同僚、テニススクールのレッスン生とそれぞれ別々にコートを予約して集まっていた。このテニス仲間が繋がれば人数集めの苦労も減るし人が人を呼び新しい出会いも生まれる。テニスという「共通言語」があるので集まる場さえ提供できれば新しいコミュニティが比較的容易に形成されるのではないかと考えた。

■第3の理由「サードプレイスを創りたかった」

家庭、職場に続く重要な生活拠点を意味するサードプレイス。例としてイギリスのパブやスペインのバルなどが挙げられるがここでの充実した時間が豊かな人生を作る大事な要素のひとつと言われている。このサードプレイスを、テニスを中心につくれないかと考えた。休みの日にフラッと訪れ気軽に仲間とテニスを楽しめる場所。これが理想形だ。

 

■サークルを始めたときの3つの問題「場所・会費・連絡方法」


① 場所 レンタルコート探しが最大のネック 公営は休日100倍以上の難関

都内でテニスを楽しむときの一番のネックはレンタルコート探しだった。テニス仲間は都内、埼玉、千葉、神奈川とバラバラなので中間地点を取るとどこから来るのも遠くなってしまう。そこで人数の一番多い練馬地区を中心として探し始めた。公営は休日ともなると倍率100倍以上の抽選が当たり前となってしまうのでまず無理。私営も都内だと高価なので後述の会費とマッチングしない。そこで川越方面のテニス仲間も参加できて練馬方面からも1時間以内の場所として所沢近辺をピックアップ。私営で都内よりも安価、比較的予約も取りやすいコートを幸運にも見つけることができたのでそこを拠点とすることにした。

② 会費 映画代を参考に

これは月1~2回楽しめるレジャーとして映画を観に行った場合を参考とした。この場合だとチケット代が1,800円。ポップコーンなど会場内で使う飲食代が500~700円。交通費も同じく500~700円で帰りに1500円ほどの食事をして帰るとすると合計は4,500円~5,000円。

対してサークルに参加した場合の費用は、コート代が1,500~2,000円。プレー中に飲むドリンクが200~300円。交通費を500~1,000円として帰りに親睦会と称して軽く1杯やるとプラス2,000円。これで合計は4,500~5,000円。飲まなければ3000円でお釣りが来る計算だ。これなら最低月1回は参加できるのではないかと考えた。

③ 連絡方法 ツールは一つにまとめたいのが本音

開催日の連絡などはLINEとメール、フライヤーを併用することにした。できればツールはひとつにまとめたいところだが、参加者の普段使っているツールが異なるのでなかなか難しい。参加希望者の確認を明確にできるように口頭でのやりとりはできるだけ避けるようにしている。また、開催情報や開催レポートを提供するためホームページも作成したが定期的な更新ができないなど、うまく活用できていないのが現実だ。

■サークルの今後の3つの課題

こうしてこれまで約1年弱やってきたが、これからサークル運営を続けていくうえで課題と考えていることと、それぞれの対策をこれまた3つ挙げたい。

課題1「マンネリ化するのではないか」

ゲーム中心というサークルのスタイルはある程度根付いたとは思うが、毎回同じで刺激がないとマンネリ化してしまうことが考えられる。ここで良い刺激として浮かぶのは大会に参加するなどの目標設定や他サークルとの対抗戦。今年も開催した山中湖キャンプは来年も実現したいし年2回としてもいいのではないかと思っている。

解決策「大会・キャンプの開催、他サークルとの対抗戦を実施する」

課題2「新規参加者の開拓が難しくなりつつある」

毎回参加してくれるメンバーは大体固まってきたが後半は新規の参加者がなかなかなかった。固定メンバーでの地盤固めを優先してあまり勧誘活動に積極的ではなかったこともあるが今後は徐々に新規のメンバーも増やしたい。また千葉や神奈川での開催や初心者を集めての「テニス入門」といったイベントも考えている。

解決策「近県での開催や『テニス入門』などのイベントを行う」

課題3「テニス以外のイベントに取り組む必要性」

今すぐにというわけではないが2~3年後を視野に入れると、テニス以外の種目にも目を向けたい。プレーするのではなく観戦ツアーでもいいしサードプレイスの観点から行くとスポーツではなくてもかまわない。いろいろな選択肢を持つためにはサークル以外の催しにも定期的に参加して情報収集をするのがいいだろう。

解決策「いろいろな催しに参加することで情報収集したい」

最初は「なにがあっても1年間は続ける」ということだけを決めて始めた「庭球を嗜む会」。今後も理想の「気軽に楽しめる場所」を求めて継続していきたいと思う。

プロフィール

浅野慎二 ASANO Shinji

asano

1974年生まれ。スポーツ好きのITエンジニア。仕事の傍らヒューマンアカデミーの『スポーツマネジメント講座』修了。もっと気軽にスポーツを楽しめる世界を目指し『こむすぽ』でのライター活動やテニスサークル『庭球を嗜む会』を主催。

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