こむすぽは、スポーツの新しい価値を発信するwebメディアです。
Community&Communication×Sports

女子スポーツチームを束ねる為に心がけている3つのこと

2015年9月24日
LINEで送る
Pocket

相良直人(パーソナルトレーナー)

フットサルの女子チームを運営し始めて4年目に入りました。2012年にスタート時、私はパーソナルトレーナーとして独立した頃で、メンバーはほとんど私のお客さまたちでした。

20150216_1

チーム設立の一番の目的は、お客さま同士に交流してもらうための場をつくりたかったということでした。現在は隔週1回、月間の延べ参加人数は35〜40人。当初から9割以上の方が継続してくださっているうえ、ありがたいことに新規メンバーも増え続けています。

こうして継続的に女子チームを束ねる上では、主に3つのことを意識してきました。

1. 長所に寄りそって未来を展望する

私が昔から備わっていると自信をもって言える資質の一つに、「その人の可能性や長所について見抜こうとする」ということがあります。

人の前に立ちグループレッスンを指導するインストラクターは、例えば60分後に動きを習得しているお客様の未来を強く信じることができる、あるいはそのビジョンを確信して持つことができることが重要です。クライアントの秘めた可能性を信じ切っています。

女子チームの指導も同様です。最初に集まった時すでに、一人ひとりの長所を見抜いていたつもりです。

ただ過信は禁物なので、勝手な思い込みが逆にメンバーの可能性に制限をしないよう、強く意識もしています。

 

2. 平等さと鈍感力の演出

女子チームを率いる私なりの隠し味のようなものがあるとしたら、平等さの演出とそれに対する鈍感力を発揮すること。「アンテナ」と「大小織り交ぜたアプローチ」のさじ加減と言えるかもしれません。

私は決して全体にくまなく気を配れるタイプのリーダーではありませんし、チームをグイグイ引っ張るカリスマ的なリーダーシップも持ち合わせておりません。

ただフットサルのプレーも同じですが、相手の特徴を見抜いて活かす、そういうパス出しが自分の強みだと信じています。それはピッチ外でも同様なのかもしれません。

大切なのは、ピッチの中、プレーがすべてと考えてしまわないことです。

たとえば、ゴールに近い選手でなく遠い選手にボールを出すといったことです。そういうプレーをしたとき、ボールをもらえなかった選手は「なんで自分に出さないの?」と思うものです。

それぞれの選手の良さを引き出し、チームとしての強さを高めるために、それが意図してやっていることなら、同じ局面がきたらまた同じことをします。

そうして繰り返すことで、そのプレー、形が重要であるというメッセージを伝えるのですが、それで終わりにはしないことです。ボールを出してもらえない選手に、意図を口頭であるいはメールによって伝えるのです。

ピッチの内側ではプレーで、外では言葉で。「あなたにはこういう良さがある」「こういう形で貢献している」というメッセージや配慮がバランスよく伝わる努力をしています。

 

3. 異性である女性への畏敬・リスペクト

この3つ目が決定的に重要と実感しています。月並みですが、自分が一生かけて体験・体感することのできない異性へのリスペクトを常に抱き続けるということ、謙虚さを忘れないことです。

女子チームを率いているからといって勘違いをしてはいけません。知っていると調子に乗って思い込んだら、すぐに見抜かれます。特に女性はそういった思い違いや雰囲気を敏感に察します。

これらに気をつけながら、見つめ合うより見る方向性を合わせること。そのさじ加減、演出の継続こそが、努力として認めてもらえたから、これまでやってこれたのではないかと思います。

相良直人(SAGARA Naoto)

n_sagara

2001年から大手フィットネスクラブで運動指導に従事。05年よりフリーランスとして活動。運動歴の浅い方や動くことに苦手意識を持つ方を中心に各種のレッスンやスポーツ、趣味を通じた生活環境の改善に貢献。独立後、パーソナルトレーナーとして整体院やスタジオなどで活動している他、フットサル女子チームを含め3つのサークルを運営している。

https://www.facebook.com/sagaracoach

LINEで送る
Pocket

Tagged under